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後悔先に立たず

データリンク的職業観
08 /19 2015
お墓参り画像フリーで検索

建物調査業界に身を置いてからおよそ20年。

調査対象としては多くはありませんが、調査
区域に墓地などがあるケースがあります。

墓石調査なんて別枠カテゴリーで発注がある
ときもあります。

その場合、通常の建物調査とは作業内容が
異なってきます。

畳半帖分のお墓から広いところは8~10帖分
くらいありますでしょうか。

いわゆる囲いが無く、墓石だけヤブに隠れる
ようにしてひっそりと存在するものもあります。

通常使用する1メートルの下げ振り棒(傾斜
測定器)ではなく、50センチの専用短棒を使
用したりもします。

墓石自体の傾斜や目地状態、囲いの目地の
状態、敷石の隙間などを記録してゆきます。

施工予定箇所から遠くはなれた場所に基準
点を設け、万一の地盤変動の際に数字で変
動した状態が分かるように、墓石や囲い等の
高さを記録し報告書にまとめておきます。

じっくりと様々なお墓を記録調査していると、
墓守を頻繁にしている現役世代と、そういう訳
にもいかない現役世代の差は歴然としている
ように感じます。

核家族化が国全体の総体数を占める時代で
すから、そのコントラストはよりいっそうと
顕著になりつつあるのでしょうか。

30代目前の20代後半でこの調査業に飛び込
んだ頃、既に既婚者であった私。

自分一人の独身時代には墓参りなど気に留
めることは皆無でした。

20代半ば、人様の大切な娘さんと人生を共に
歩むとなった頃。

お墓参りとは呼べないレベルでしたが年一回
の怠惰なペースで掃除などをしておりました。

その頃はまだいわゆる若夫婦世代なので、互
い両家の両親世代が健在でしたが。

墓守といった大それた行為ではなかったので、
多少のレジャー気分でした。

しかし、調査に勤しんでいる時にチラッと考え
ました。

(子供が出来た時には年一回も厳しいかな)

(両家墓守世代もいずれ年老いてゆくな)

(少子高齢化で墓守のお役抜擢確率は高い
んだろうな)

そんな調査の帰りの車中、墓守代行業なる
業種を思いついたのです。

同僚に宗教学を学んだ人間がいたもので、
チラッと話すと鼻で笑われましたね。

宗派や地域の異なる風習、神社や寺の違い
などを加味すると難しいし、何にせよお坊さん
や石材業者の食扶ちを奪うような行為である
と語っておりました。

その時の奴はまだ独身であったから、ピンとこ
なかったのかもしれませんね。

そんな中、先日の盆休みのニュースで見てし
まいました。

何でも墓守や墓じまい代行業という新カテゴ
リーの業種がここ数年大盛況らしいのです。

番組では本年下半期の急成長市場になる可
能性を示唆していました。

ああ、その時己で感じたニーズの香りや予感
を信用してあげればよかった。

そうすれば今頃は何かしら動き始めていた筈
なんでしょうね。

担当 M助


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