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登頂の頂

データリンク的職業観
12 /02 2013
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先日検査をパスした遠方現場の成果品を工事
事務所に納めて参りました。

我々のお仕事の報告書は事前調査と事後調査
に分かれて発注されるケースが大半で、調査の
仕様に関しては全国的にほぼ同じ共通仕様が
成されております。

つまり、事前調査を担当した会社が独自の基準
で他社と差別化をはかり、ハイグレード志向に
仕上げてしまうと、事後調査を担当する調査機関
が対比調査する際に困ったちゃんになってしまう
ことがあります。

ひどい場合は、明らかに工事被害とは無関係の
損傷が、共通仕様から外れた事前調査報告書と
比較すると工事による起因性が生じてしまい、
補償義務が生じてしまう訳でございます。

発注者が公共機関の場合、その補償金は市民
の血税なのであります。

このような過剰補償への道筋を作らない為にも、
事前調査の際には事後対比を頭の片隅に置き
ながらの報告書作成が必要となってきます。

この度の現場、総括すると、発注者様のマイル
ールの遵守が大変厳しく、言われたとおりに作成
した場合、事後調査を担当する会社はよほどの
覚悟が必要とされる内容のものが出来上がって
しまう可能性がありました。

発注担当者様には申し訳ありませんでしたが、
嫌がられるほどに連絡し、協議を重ね、事後調査
会社の苦労を最小限に出来る内容のものが完成
出来たと自負致しております。

(マイルール)なんて表現するとなんか嫌味な印象
が強くなってしまいますが、昨今色々と問題にあが
っている情報開示への概念を前向きに考慮し、熟
慮を重ね、配付資料に添付してゆこうという前向き
なご提案が大半で、むしろ常々、我々も許されるの
であれば取り組んでみたいと感じていた内容です。

事前調査業務を担当する際は万一の損傷申し出
に対し、事後業者が考察しやすい資料を作成しな
さいということが調査業界のルールでございます。

戸別配付用の資料なんかは精通していない住民
様には分かり難いんだろうなぁなんて感じておりま
したので、正直苦労はしましたが、この度のような
前向きな発想のご提案に関しては精神的に楽しい
と感じさせてもらえるお仕事でした。

知恵を絞った分、その知的財は間違いなく己の幹
となりますので。

担当 M助


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