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世の常

データリンク的職業観
05 /25 2016
車買取画像フリーで検索

(あなたの愛情の分まで高額査定)

このキャッチフレーズひとつで誰もが知ってい
る会社にしてしまったラビット。

このCMを見ると、その昔ドニーチョIさんと
経験した東戸塚の巨大マンション工事の時
の調査報告書の納品を思い出します。

この時の発注者の検査の担当者さん。

非常にシニカルでキレのある方でした。

まだ若かったIさんと私はこの方にずいぶんと
叱られたものです。

やっつけ仕事が常習化していた調査会社だっ
たから当たり前なのですが。

一つの現場の納品検査でダメ出しを受け、お
そらく5回は突き返されました。

さすがに5回目以上になると、人間関係の距
離感は縮まってくるものです。

繰り返されるミスに対する嘆き交じりのお説
教が今でも鮮明に思い出されます。

「君たちさぁ、車の買取査定って出したこと
ある?」

(いきなり何のことだろう)と、Iさんと私は
目が点になりました。

同じコンディションの中古車の査定でも相場
買取価格を大幅に下回り、ゼロ円査定の場
合と平均相場買取価格からプラスウン十万
円の高額買取の場合があるのです。

買取査定士の仕事のチェック項目は数十点。

ちゃんと査定を行うと1時間以上が当たり前
なのです。

しかし5分でノーチェックに近い状態で高額
査定の判断を下すことがあるそうなのです。

理由は色々あるのですが、総括するとこうい
うことです。

次なる使用者を想定し、気の配られたコンデ
ィションに準備されていることが判る物件と、
どうせ手放すのだからと乗りっぱなしの物件
の違いでしょうね。

「はっきり言ってさぁ、君らの報告書には心
がないんだよ。」

(な・な・なんと、・・・こ・・心?・・)

「調査実施にはいろんな苦労があった訳で
しょう?その苦労の集大成が報告書で、そ
れが君らの商品なんでしょう!」

(ごもっともである)

「内容自体はダメ出しの度に改善されていく
のは当然だよ。でも本音はねぇ、多少間違っ
ていても構わないんだよウチはさぁ。」

(・・なるほど、ダメを出したくなる成果品
だよ、確かに)

「ホコリだらけの現場事務所にさぁ、手垢で
汚れたもんを裸で持ってこられたらさぁ、金
なんか払う気にならないのが本音だよ。
ケチつけて減額してやろうってね。」

確かにそうかもしれません。

繰り返されるダメ出しに腹を立て、納品され
る側の発注者への配慮に欠けていました。

出せと言われたからハイ出しましたヨでは軽
薄と思われても不思議ではありません。

立場が逆ならタバコ臭く薄汚れた報告書に
ウン十万円も払いたくない気持ちも解ります。

報告書に間違いは付き物です。

どんなに注意しても必ず出てしまいます。

問題はそのミスが許せてしまうような(会社)
かどうかなのでしょう。

年に一度は他社の事前報告書をもとに事後
対比調査を行うでーりん。

確かに汚ない事前報告書の会社は消えて
無くなっているケースが多いような。

指示された範囲内だけ最低限の仕事量で
渡される報告書。

必ず事後調査では苦労するのです。

嫌味攻撃で執拗にヤラれてしまい当時は
こたえましたが、今となっては感謝ですね。

担当 М助


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