FC2ブログ

精度管理と机上空論

測量用オートレベル
11 /27 2013
  オートレベル ムラテックRS-26


この写真、我々建物調査の水準測量で使用
するオートレベルという測量器材です。
よく街中で作業着姿の人が覗いてますよね。

複数メーカーがあり、大手ブランドメーカー
品ともなると、ウン十万円の代物です。

㎜単位の計測が目的の器材で、四季を通し、
屋外使用が100パーセントですので、当然
長く使用するには年1回の校正(精度検査)
が必要とされます。

建物調査に使用した場合、ここ最近は調査
報告書に測量に伴う使用器材の校正検査
合格書を添付するケースが増えております。

この校正サービスとやら、どんなものかと・・
少々眉唾なんですかねぇ。

フォトアップした器材、ムラテックKDSオート
レベルと言い、JIS規格6級相当で26倍の
機能を備えており、同スペックのブランド品
ですと定価で10万円超えは覚悟の品です。

しかしこれは定価で6万円弱と、比較的安価
で、いまいちブランド力が低いせいか、ホーム
センターなんかで新品で2万円前後で買えて
しまうのです。

当然、校正証明サービスもメーカーで行って
おりますが、問題は料金体系です。

検査対象となる器材を防振専用梱包で送り、
異常があれば部品交換、検査料金、検査合
格証明書発行料金と、厳重な防振専用梱包
が必要とされます。

合格証明の紙切れ1枚を発行してもらうのに
要する期間はおよそ1ヶ月、料金も3~4万円
もかかってしまいます。

(・・・ちょっと待てよ?)

検査合格書の有効期間は新品開封後1年間
有効だから、新品を2万円以下で買ってし
まったほうが安いのでは?

ちなみに購入の際は検査合格証明書に購入
日の日付を入れるようになっていますよ。

果たしてこの商品、長期間売り場に放置
されていた場合はどーなんでしょうか?

きっと検査合格書類上では1年間の極上安
心商品にナリを変えてしまうのでしょう。

使用器材の検査合格書を報告書に添付し、
義務付けることは報告書の精度管理の概念
にそぐわないような気が・・・。

結構こういった事って穴が多いような気がし
てしまうのは私だけでしょうか?

担当 M助

  
 

ボロを纏えど心は錦

測量用オートレベル
12 /13 2016
レベル1・2

年末ですね。
そこで仕事に関連した記事をアップ致します。

午前中、本年最後の現場に行き、帰る道中に
ふっと思い出しました。

山下町の改修工事中だった対象工作物一件
がまだ残っているということに。

本来、末端の下請調査チームが考えることで
はなく、コーディネーターや元請、調査発注者
が管理するのが本筋ですが、気付いてしまっ
たからには仕方ありません。

気持ちよく現場納めが迎えられるように、飯も
食わずに山下町へ急行しました。

・・え⁉・・解体工事・・既に始まっているぞ!

このままだったら契約不履行を理由に支払い
拒否やら減額やらを食らうところです。

(危ない危ない、危ないなぁーもー‼)

そして早々に現場を終わらせ、本年1年で役割
を終える測量器(オートレベル)をパシャリ!

昨今の調査報告書には調査に伴う各種使用
器材の校正証明書が必要となるので、器械は
年1回買い替えます。

こんな二人しかいない弱小調査チームですが、
元請さんの立場を加味して、涙ながらに壊れて
いないオートレベルを処分するのです。

校正検査料には数万円の料金が必要です。
実は1年の検品証明書付きに買い替えた方が
安かったりするものですから。

まだ新品同様なのにもったいないのですが、
調査報告書の概要書に1年毎新規購入交換
と謳っているものですから仕方がありません。

嘘やごまかしは調査屋では御法度だし、第一
性に合わないもので。

このオートレベル以外にも測定や記録に伴う
機械や器械類はレベル同様に短寿命です。

現役を1年で引退するオートレベル二台。
現場でパシャリ!ハイお疲れさんの1枚でした。

担当 М助